日韓学生交流会
 
CONTENTS
第12回日韓学生交流会

第12回日韓学生交流会

文学部フランス文学科2年 大曲  文
神学部神学科4年 小倉 茂敬
神学部神学科2年 高野 友喜
文学部史学科3年 平岡 静香
神学部神学科3年 湯沢 生水


 2月23日(木)から27日(月)にかけて、広島で第12回日韓学生交流会が開催されました。テーマは「LOVE&PEACE」。戦後60周年を迎えたこの年、平和都市広島で平和について分かち合えたことに感謝しています。両国合わせ約60名が集まりました。東京からは稲川圭三神父様と共に7人の学生が参加しました。5日間の間に多くのお恵みを受けたので皆さんと分かち合いたいと思います。  21日(火)から真生会館で前泊をさせていただき、22日(水)稲川神父様の運転で広島に向けて出発しました。早速、お祈りから始まり、13時間の旅の間に日韓の歴史や平和についてなど多くのことを分かち合いました。19時幟町教会にようやく到着し、日本チームと合流しました。昨年の日韓の仲間やWYDの仲間と再会もあり喜びのうちに始まりました。その晩は、日本チームの出し物の練習をしたり、夜遅くまで分かち合ったりして終わりました。

 23日(木)は夜韓国チームが到着するまでの間、出し物の練習をしました。そして、22時頃ようやく韓国チームが到着し開会式が行われました。日本側からはソーラン節でお迎えし、韓国側は愛をテーマにした歌を手話で披露してくれました。夜は短いながらにも交流をすることができました。 24日(金)には4つのグループに分けられ、親睦を深めるためのレクがありました。その後、松浦司教様の講話があり、続いて原爆資料館や平和祈念公園を訪れました。「平和とは何か?具体的な実現方法は何か?」を参加者達は考え、分かち合いました。憎しみだけの関係ではなく、悲しみを分かち合う関係があるということを知り、被爆者を抱える両国が共通の悲しみを分かち合い、平和について考えることができたと思います。夕方には、日本語のミサが行われました。その日は「主の平和」という一言にいつもより重みを持つことができたような気がします。夜にはカルチャーナイトがあり、両国の文化を披露し、さらに、両国を知るきっかけとなりました。共に手を取り合い、私達はぐっと近づくことができました。

 25日(土)は韓国語のミサから始まりました。神父様は、「愛している」という言葉ほどすばらしいものはないとお話してくださいました。私達は主の平和の中で「サランヘヨ(愛しいています)」という言葉で抱き合いました。その後、戦争体験者の講話と分かち合いがあり、それを受け、26日の教皇来広25周年記念ミサの後に発表する、平和アピールや出し物の準備をしました。戦争体験者の講話は原爆の被害を受けたヒロシマの立場の内容でしたが、私たち両学生はその痛みを共感し、互いの平和に対する思いをより深め、分かち合うことができ、平和アピールの作成と出し物の準備にいい形でつなげることができました。その晩、幟町教会の信者さんのお宅に民泊をさせていただいた。1つの家庭に日本人学生1、2人と韓国人学生2人が宿泊しました。共に食卓を囲み、文化交流をすることができました。短い時間ではありましたが、日本の家庭の温かさを体感してもらうよい機会になったと思います。

 26日(日)には故ヨハネ・パウロ二世の広島来訪25周年の祈念ミサがありました。私たちはともに平和を祈り、ミサの後、前日に準備した平和をテーマにした劇や歌などを披露しました。また参加者の思いがこもった平和アピールを読み上げ、最後に教会中に響き渡る声で「ピョンファ(平和)」という言葉を繰り返しました。午後からは宮島を観光し、夕食後は夜通しパーティーで、刻々と迫る別れを惜しみ一晩中共に時を過ごしました。

 27日(月)の朝は片付けや出発の準備で慌しく過ぎましたが、片言ではあっても会話を交わしたり、手をつないだりとコミュニケーションをとることはもう自然にできるようになっていました。わずか5日間ではありましたが、私たちは、すごく近づくことができたと思います。別れの際は素晴らしい友達ができた喜びと、別れのせつなさでいっぱいでした。涙を流しながら再会を誓い「ヤクソック(約束)」と韓国式指きりをしました。バスの窓越しに愛を表すハートのジェスチャーでお互いの思いを交わしました。私達は可能な限りバスを追いかけ見送りました。

 5日間の交流の間に私達は「LOVE&PEACE」について分かち合うことができました。私達が共通認識したことは、主の愛のうちに身近なところから平和を実現していこうというものです。私達の行いは小さいかもしれませんが、愛の行為、交わりによって、平和の輪を広げていきたらと思います。




目次へ


back  top